国立東京工業高等専門学校 シラバス 国立東京工業高等専門学校トップページへ戻る シラバス 閲覧戻る
教科目名
微分積分学Ⅰ・Ⅱ
 
担 当 教 官 佐藤義隆、中里肇、小中澤聖二、拜田稔、市川裕子
学年、学科等 2年 一般科目(自然系) 通常講義
単位数 期間 必修 4 単位 通期 週2+2時間 (合計 120 時間)
授業の目標と概要
工学基礎である関数の極限の考え方、連続関数の性質、微分の概念、微分法の基本公式と各種微分法、接線・法線の求め方、媒
介変数表示の微分法と陰関数の微分法を理解し、これらに関する基本的な計算能力を修得する。平均値の定理、関数の1次近
似、関数の増減・極値とグラフ・曲線の凹凸・変曲点とグラフの関係、方程式・不等式への応用法、高次導関数の考え方、基本
的な関数の不定積分法、各種積分法、定積分の定義と性質を理解し、これらを用いた基本的な計算ができるようになる。
カリキュラムにおける位置づけ
代数Ⅰ、代数Ⅱ、幾何、に続き、そのあと、解析学Ⅰ、解析学Ⅱへとつながる。
授業の内容 時間
(1)関数の極限  (2)連続関数の性質 7
(3)微分の概念  (4)微分法の基本公式と合成関数の微分法 8
関数の極限値が計算できる。連続関数の定義、中間値の定理の考え方が理解できる。微分の定義を理解し、 6
基本的な導関数の計算ができる。積,商,合成に関する微分公式を理解し、関数の微分計算ができる。 8
前期中間試験 1
(5)三角関数の微分  (6)逆三角関数の微分  (7)指数関数・対数関数の微分 4
(8)対数微分法    (9)接線・法線     (10)媒介変数表示の微分法と陰関数の微分法 4
三角関数の極限値の公式と、定義に基づいた三角関数の微分。指数関数・対数関数の微分。対数微分法の 6
理解とその利用ができる。接線・法線の方程式を求められる。逆関数、媒介変数表示、陰関数表示の意味の 5
理解とその利用による関数の微分ができる。 5
5
前期末試験 1
(11)平均値の定理の考え方   (12)関数の1次近似    (13)関数の増減・極値とグラフ 4
(14)曲線の凹凸・変曲点とグラフ(15)方程式・不等式への応用(16)高次導関数 2
(17)基本的な関数の不定積分法 (18−1)置換積分法・部分積分法(その1) 4
ロルの定理や平均値の定理の意味を理解できる。微分法による関数の1次近似法を理解する。増減表を求め、 4
その利用ができる。2次導関数の符号とグラフの凹凸の関係を理解できる。基本的関数の高次導関数を求める。 3
基本的な不定積分の計算。置換積分法と部分積分法の理解とその利用ができる。 4
       4
4
後期中間試験 1
(18−2)置換積分法・部分積分法(その2)(19)有理関数・無理関数の不定積分法   6
(20)定積分の定義と性質        (21)置換積分法       (22)部分積分法 6
置換積分法と部分積分法の理解とその利用ができる。有理関数(部分分数分解の利用)、無理関数の不定積分。 4
定積分の定義を理解と、基本的な定積分の計算。定積分の置換積分法や部分積分法の理解とその利用ができる。 7
6
学年末試験 1
教科書
「微分積分」矢野健太郎、石原繁(裳華房)
補助教科書
履修上の注意
代数Ⅰ、代数Ⅱ、幾何を十分復習しておくこと。習熟度別授業なので別途指定された教室で受講すること。
評価基準
試験とレポートにより、教科書レベルの基本的問題が解けることを基準として評価する。
評価法
定期試験75%,レポートなど25%
学習・教育目標 東京高専
C-1
JABEE
(c)