国立東京工業高等専門学校 シラバス 国立東京工業高等専門学校トップページへ戻る シラバス　閲覧戻る
教科目名
化学Ⅱ(2C)
 
担 当　教 官 ： 工藤　節子
学年、学科等 ： 2年 一般科目（自然系） 通常講義
単位数　期間 ： 必修 2 単位 通期 週2時間 （合計 60 時間）
授業の目標と概要
　化学I に引き続き酸化還元反応を学ぶ．次いで代表的な無機物質の性質，有機化合物の分類と性質の概略を学ぶ．
後半では化学結合のしくみと性質，物質の構造と物質が示す状態，化学反応のしくみや化学平衡の概念について体系
的に理解する．高校化学 I・Ⅱの教科書レベルの基礎知識を習得し，基礎的な問題が解けることを到達目標とする．
カリキュラムにおける位置づけ
　１年生で学習した化学I，工学基礎演習，ものづくり基礎工学とともに，化学および工学の基礎科目として位置づけ
られる．２年生で開設される無機化学I，分析化学実験と関連している．より詳しい有機化合物に関する知識は２，３
年生で，高分子化学については４，５年生で学ぶ．
授業の内容 時間
１．酸化還元反応　　　　　　　　　　　　　　　　酸化と還元の定義，酸化剤と還元剤の役割，酸化還元 6
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　反応を理解する．また，化学電池や電気分解について
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　学ぶ．
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
２．無機物質（１）　　　　　　　　　　　　　　　周期表と元素の性質，代表的な非金属元素の単体と化 5
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　合物について学ぶ．
３．無機物質（２）　　　　　　　　　　　　　　　代表的な金属元素の単体と化合物について学ぶ． 3
前期中間試験 1
３．無機物質（２）　　　　　　　　　　　　　　　代表的な金属元素の単体と化合物について学ぶ． 3
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　水溶液中のイオン反応と金属イオンの分離への応用に 2
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ついて学ぶ．
４．有機化合物（１）　　　　　　　　　　　　　　有機化合物の特徴，炭化水素の分類と性質について理 5
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　解する．
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
５．有機化合物（２）　　　　　　　　　　　　　　脂肪族化合物と芳香族化合物の種類と性質を理解す　 4
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　る．
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　
　

（続き）
教科目名
化学Ⅱ(2C)
 
授業の内容 時間
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
前期末試験 1
６．物質の構造と状態　　　　　　　　　　　　　　さまざまな化学結合のしくみや性質を学び，物質の 9
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　構造を原子・分子レベルで体系的に理解する．また，
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　物質が示す状態について学ぶ．
　
７．気体の性質　　　　　　　　　　　　　　　　　気体の特徴，状態方程式について学ぶ． 5
後期中間試験 1
８．溶液の性質　　　　　　　　　　　　　　　　　溶液の一般的な性質とコロイドの性質を理解する． 6
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
９．化学反応の速さと化学平衡　　　　　　　　　　化学反応を決める要因，化学平衡の考え方と平衡定 8
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　数の意味を理解する．
　　
学年末試験 1
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
教科書
前期：ニューステップアップ化学I（東京書籍），後期：化学II（東京書籍）
補助教科書
化学 I（東京書籍），ダイナミックワイド図説化学（東京書籍），配布プリント
履修上の注意
化学 I の内容を理解しておくこと．講義用ノートを準備すること．
評価基準
高校化学 I ・Ⅱの教科書レベルにおいて下記評価法で60点以上とること．
評価法
定期試験80%，レポートなど20%
学習・教育目標 東京高専
C-4
JABEE
(c)(d)