国立東京工業高等専門学校 シラバス 国立東京工業高等専門学校トップページへ戻る シラバス 閲覧戻る
教科目名
材料化学特論
 
担 当 教 官 阿久沢 昇
学年、学科等 2年 専攻科物質専攻 通常講義
単位数 期間 選択 2 単位 前期 週2時間 (合計 30 時間)
授業の目標と概要
ナノマテリアルの代表的な物質であるフラーレンやカーボンナノチューブ、黒鉛層間化合物の合成・構造・物性・化
学的性質・応用可能性などについて学習し、ナノマテリアルの特徴を理解する。
カリキュラムにおける位置づけ
本科の量子論、材料化学、物性物理化学、電気化学、物理化学、機器分析等で習得した内容を総合的に活用しながら
学習する。材料化学で扱う物質のうち、ナノマテリアルに焦点を絞って多角的に理解することを目標とする。
授業の内容 時間
1.ナノマテリアルとしてのカーボン材料 15
 1−1)クラシカルカーボンとナノカーボン
 1−2)炭素の電子構造と結合多様性
 1−3)フラーレン・ナノチューブの発見と合成
 1−4)フラーレン・ナノチューブの構造と物性
 1−5)フラーレン・ナノチューブの化学修飾
 1−6)フラーレン・ナノチューブの応用可能性
2.ナノマテリアルとしての黒鉛層間化合物 15
 2−1)炭素の結合と黒鉛層間化合物
 2−2)黒鉛層間化合物の合成
 2−3)黒鉛層間化合物の構造
 2−4)黒鉛層間化合物の物性
 2−5)黒鉛層間化合物のナノスペースと分子吸収
 2−6)黒鉛層間化合物の応用可能性
   
教科書
なし。プリント・論文別刷り配布。
補助教科書
無機材料化学(荒川他著、三共出版)、固体化学(田中勝久著、東京化学同人)
履修上の注意
量子論、材料化学の基礎を理解していること。
評価基準
大学学部4年程度の課題に対するレポートで60点以上取る。
評価法
レポートなど80%,20%
学習・教育目標 東京高専
C-6
JABEE
(d)