国立東京工業高等専門学校 シラバス 国立東京工業高等専門学校トップページへ戻る シラバス 閲覧戻る
教科目名
分離工学
 
担 当 教 官 三谷 知世
学年、学科等 1年 専攻科物質専攻 通常講義
単位数 期間 選択 2 単位 後期 週2時間 (合計 30.5 時間)
授業の目標と概要
化学反応や生物反応によって得られた製品は常に不純物との混合物として存在する。従って、適切な操作によって不純
物を分離しなければならない。この講義では、溶解性成分と懸濁性成分を水溶液等から分離する方法について、基礎的
な原理とともに、実際のプロセスとして応用する場合の考え方を学ぶ。
カリキュラムにおける位置づけ
これまでに学んだ物理的、化学的現象をもとに、これらを物質分離に応用するための工学的手法の学習として位置づけ
られる。
授業の内容 時間
1.固体と液体の分離法と基礎式/自由沈降による沈殿濃縮、凝集剤添加による凝集分離について学ぶ 6
2.微粒子の遠心分離と基礎式/遠心分離の原理とバイオへの利用について学ぶ 4
3.ガス吸収における基礎計算/物理吸収と化学吸収について充填塔を例に学ぶ 6
4.クロマトグラフィー/各種クロマトグラフィーの原理と応用について学ぶ(英文テキスト) 4
5.電気泳動/核酸やたんぱく質の電気泳動法による分離の原理と適用事例について学ぶ(英文テキスト) 4
6.吸着分離操作/吸着による物質分離の原理と適用事例について学ぶ(英文テキスト) 6
学年末試験 0.5
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
教科書
プリントを適宜配布する
補助教科書
橋本健治、荻野文丸編著:現代化学工学、産業図書
履修上の注意
学習の前提として化学工学の知識が必要である。
評価基準
試験と演習で評価する。分離に関係する各種方程式を使って、設計に関する基礎計算ができるようになることを評価の基準とする。
評価法
定期試験80%,10回程度の演習20%
学習・教育目標 東京高専
C-2,C-4,C-6
JABEE
(c)(d)(h)