授業の目標と概要 |
現在、情報・通信分野における通信は、移動無線、衛星通信、光通信の時代といわれている。これらの通信手段とな |
るものは、電波、光であり、それらはともに電磁波の仲間である。講義では、まず、応用電磁波工学を扱う上で基礎 |
となる電磁波、アンテナ、伝搬を概観し、次に固定通信、衛星通信、移動通信、光通信、放送、レーダおよび電波航 |
法などの電磁波応用技術の実際について学習する。 |
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カリキュラムにおける位置づけ |
電磁気学、回路網理論、電磁波基礎、電波工学(電磁波工学)あるいは通信工学を基礎とした電磁波工学の応用科目 |
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1.電磁波、アンテナ、電波伝搬 |
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電波・アンテナの基本特性、線状・開口面アンテナ、給電系、地上波の基本伝搬特性、 |
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対流圏・電離層伝搬、電磁環境 |
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2.固定無線通信 |
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変復調、無線回線設計、アナログ・ディジタル中継、見通し外・多方向通信方式 |
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3.衛星通信 |
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人工衛星と通信システム、通信・放送衛星システム、移動通信システム、衛星通信システムの動向 |
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4.移動通信 |
5 |
移動通信の特徴、電波伝搬特性と通信品質、無線ゾーン構成、伝送方式、無線回線制御、 |
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基地局無線系設備、移動機、ディジタル移動通信、各種移動通信方式 |
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5.光通信 |
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光伝送路の基礎、光ファイバー |
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6.放送 |
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中波・短波放送、超短波FM放送、TV放送 |
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7.電波応用計測 |
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レーダ、電波航法、遠隔計測・制御 |
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教科書 |
書名:電波応用工学、著者:榛葉實・進士昌明、発行所:オーム社
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補助教科書 |
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履修上の注意 |
電磁気学、回路網理論、電磁波工学(電波工学)あるいは通信工学の科目を履修してあり、それらの基礎知識を身につけていること。
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評価基準 |
電磁波応用技術の実際について理解することを目標とする。期限内にすべての宿題、課題を提出し教科書の演習問題レベルで60%以上の解答ができること。
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評価法 |
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学習・教育目標 |
東京高専 |
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JABEE |
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