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教科目名
応用電磁波工学
 
担 当 教 官 大貫 繁雄
学年、学科等 1年 専攻科電気電子専攻 通常講義
単位数 期間 選択 2 単位 前期 週2時間 (合計 30 時間)
授業の目標と概要
現在、情報・通信分野における通信は、移動無線、衛星通信、光通信の時代といわれている。これらの通信手段とな
るものは、電波、光であり、それらはともに電磁波の仲間である。講義では、まず、応用電磁波工学を扱う上で基礎
となる電磁波、アンテナ、伝搬を概観し、次に固定通信、衛星通信、移動通信、光通信、放送、レーダおよび電波航
法などの電磁波応用技術の実際について学習する。
カリキュラムにおける位置づけ
電磁気学、回路網理論、電磁波基礎、電波工学(電磁波工学)あるいは通信工学を基礎とした電磁波工学の応用科目
授業の内容 時間
1.電磁波、アンテナ、電波伝搬 6
 電波・アンテナの基本特性、線状・開口面アンテナ、給電系、地上波の基本伝搬特性、
 対流圏・電離層伝搬、電磁環境
2.固定無線通信 5
 変復調、無線回線設計、アナログ・ディジタル中継、見通し外・多方向通信方式
3.衛星通信 5
 人工衛星と通信システム、通信・放送衛星システム、移動通信システム、衛星通信システムの動向
4.移動通信 5
 移動通信の特徴、電波伝搬特性と通信品質、無線ゾーン構成、伝送方式、無線回線制御、
 基地局無線系設備、移動機、ディジタル移動通信、各種移動通信方式
4
5.光通信
 光伝送路の基礎、光ファイバー 3
6.放送
 中波・短波放送、超短波FM放送、TV放送 2
7.電波応用計測
 レーダ、電波航法、遠隔計測・制御
   
   
   
   
   
   
   
教科書
書名:電波応用工学、著者:榛葉實・進士昌明、発行所:オーム社
補助教科書
履修上の注意
電磁気学、回路網理論、電磁波工学(電波工学)あるいは通信工学の科目を履修してあり、それらの基礎知識を身につけていること。
評価基準
電磁波応用技術の実際について理解することを目標とする。期限内にすべての宿題、課題を提出し教科書の演習問題レベルで60%以上の解答ができること。
評価法
レポートなど100%
学習・教育目標 東京高専
C-6
JABEE
(d)