国立東京工業高等専門学校 シラバス 国立東京工業高等専門学校トップページへ戻る シラバス 閲覧戻る
教科目名
集積回路設計
 
担 当 教 官 大塚 友彦
学年、学科等 1年 専攻科電気電子専攻 通常講義
単位数 期間 選択 2 単位 前期 週2時間 (合計 30 時間)
授業の目標と概要
本講義では、IT系産業の基盤技術である大規模集積システムの基本的な設計手法について理解を深めることを目標と
する。大規模集積システムの代表的な設計手法を概説し、集積システムの発展の歴史、集積回路に関連する知的財産
権、ハードウエア記述言語による集積システムの表現方法、設計演習を行う。
カリキュラムにおける位置づけ
電気電子工学分野において、回路技術が基幹分野の1つとなっている。近年、多品種少量生産のASIC(Application
Specific IC)の需要が高まっているが、集積回路設計では、主にデジタルLSIを対象とし、様々なASICを初めとする
LSI設計手法を教授する。
授業の内容 時間
1.大規模集積回路設計の概要 2
  大規模集積回路の分類、設計の流れ、応用に関する概要を理解する。
2.ハードウエア記述言語 6
  ハードウエア記述言語の概念、大規模集積システムの記述方法について理解する。
3.IP(Intellectual Property) 4
  設計資産となるIP(Intellectual Property)、並びにIPを活用した大規模集積システムの設計法を理解
  する。また、を用いたIC設計実習を通じて、各種IPの設計法や活用
  方法を理解する。
4.集積回路関連の知的財産権 3
  集積回路に関連する各種知的財産権について理解する。
5.設計・検証実習 9
  ハードウエア記述言語を用いて、与えられたデジタル回路を設計し、シミュレータにより動作検証する
  実習を通じて手法を理解する。また、各種CAD(Computer Aided Design Tools)の活用方法を理解する。
6.FPGA設計実習
  FPGA(Field Programmable Gate Array)を用いてデジタルICの設計の流れを実習を通じて理解する。 5
前期末試験 1
   
   
   
   
   
   
   
教科書
プリント等
補助教科書
履修上の注意
デジタル回路の基礎知識、C言語などの高級言語の基礎知識を修得していること。
評価基準
規模の大きなデジタル集積回路の設計手法を修得する。100〜500ゲート規模のデジタル集積回路の設計ができる。
評価法
定期試験80%,レポートなど20%
学習・教育目標 東京高専
C-6
JABEE
(d)