国立東京工業高等専門学校 シラバス 国立東京工業高等専門学校トップページへ戻る シラバス 閲覧戻る
教科目名
流体力学特論
 
担 当 教 官 斉藤 純夫
学年、学科等 2年 専攻科機械情報専攻 通常講義
単位数 期間 選択 2 単位 前期 週2時間 (合計 30 時間)
授業の目標と概要
本特論は実際の流れの問題について、理論的取り扱いや工学的考え方を習得し、流れの諸問題に関わる技術的対応ができる
能力を養うことを目標とする。
カリキュラムにおける位置づけ
流体の挙動に関する基礎的事項を習得し、さらに粘性流体、物体まわりの流れや圧縮性流体に関する考え方を理解する。
前提となる関連科目・知識;水力学および流体力学の基本を既に学んでいることが必要である。
授業の内容 時間
1. 次元解析と相似則 6
 (1)無次元数と相似則
 (2)バッキンガムのπ定理とその応用
2. 流体運動の基礎
 (1)連続の式 7
 (2)オイラーの運動方程式
 (3)速度ポテンシャルと流れ関数
 (4)エネルギの保存則
3. 粘性流体の流れ 8
 (1)流体の基本的挙動
 (2)粘性とせん断応力
 (3)ナビエ・ストークスの運動方程式とその応用
4. 物体まわりの流れ
 (1)物体まわりの流れと物体に働く力  4
 (2)翼まわりの流れと揚力、抗力
 (3)流れの可視化
5. 圧縮性流体の流れ
 (1) 音速とマッハ数 4
 (2)一次元圧縮性流体の基礎式
 (3)衝撃波
 
前期末試験 1
   
   
   
教科書
必要に応じて、資料等を利用する。
補助教科書
本科の時に使用した教科書を参考にすること。
履修上の注意
講義と併行して、その内容に関連した演習も行うので、電卓は常時持参のこと。
評価基準
流体の挙動を表わす基礎式について習得し、流れの諸問題に対し、その応用ができるかを試験により評価する。また、講義に関連した演習についてレポート提出し、その内容および理解度を評価する。
評価法
定期試験75%,レポートなど25%
学習・教育目標 東京高専
C-6
JABEE
(d)