国立東京工業高等専門学校 シラバス 国立東京工業高等専門学校トップページへ戻る シラバス 閲覧戻る
教科目名
線形空間論
 
担 当 教 官 小中澤 聖二
学年、学科等 1年 専攻科一般・共通 通常講義
単位数 期間 選択 2 単位 前期 週2時間 (合計 30 時間)
授業の目標と概要
線形空間、線形写像に関する理論を学ぶ.先ず、線形空間を定義し、またその具体的な例をいくつか調べる.また、
基底と空間の次元の関係について学ぶ.他に、直和空間や直積空間等についても学ぶ.次に、線形写像を定義し、例
を見た上で像と核に関する事柄を学ぶ.
カリキュラムにおける位置づけ
本科で学習した、線形代数、微分積分学の知識を前提とする.
授業の内容 時間
1.線形空間の定義 3
  線形空間の定義と例、また線形空間の部分集合が部分空間となるための条件を述べる.
2.基底 4
  基底の定義と例を見る.
3.次元 4
  線形空間の次元について学ぶ.
4.和空間と直和空間 4
  和空間を定義し、その例を見る.また、それが直和になるための条件について学ぶ.
前期中間試験 0.5
5.写像 3
  写像の一般論を概観する.
6.線形写像 4
  線形写像を定義しそのいくつかの性質を述べる.
7.線形写像の像と核 4
  線形写像の像と核を定義し、その性質を学ぶ.
8.線形写像の合成と逆写像 3
  線形写像の合成と逆写像を定義し、その性質を学ぶ.
前期末試験 0.5
   
教科書
プリント配布
補助教科書
Linear algebra (Serge Lang著)
履修上の注意
評価基準
抽象線形空間の概念を理解し、線形空間上の写像に関する性質を調べるための計算ができる。
評価法
定期試験60%,レポートなど40%
学習・教育目標 東京高専
C-1
JABEE
(c)