授業の目標と概要 |
社会における科学技術の役割はきわめて重視されている.本講義では,文献調査,企業等への聞き取り(取材),社 |
史調査,特許調査,資料所蔵機関への調査法,および報告,論文化のための討論方法を身につけることを目標とす |
る.そのために,受講生が直面している研究テーマ等を素材にして,その歴史分析を行い,論文としてまとめること |
を目指す. |
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カリキュラムにおける位置づけ |
工学分野での研究テーマを持っていることを前提に,こうした理工系研究が,現代社会の中でどのような意味を持つ |
かを人文・社会科学的な手法を利用して考察を行う. |
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■受講生ごとの研究テーマを設定する予備作業を行う. |
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研究テーマ設定に関連する「技術史研究方法論」を説明する.こうした説明を聞きながら,自分のテーマ |
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を設定する準備とする. |
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設定したテーマを報告し,それに関わる資料調査,まとめ方などについて検討する. |
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1.テーマ設定(1) |
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2.テーマ設定(2) |
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3.技術史研究方法論(1) |
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4.技術史研究方法論(2) |
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5.技術史研究方法論(3) |
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6.調査準備状況の報告(1) |
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7.調査準備状況の報告(2) |
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設定したテーマを報告し,それに関わる科学技術論的背景を講義し,討論してゆく. |
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設定したテーマについて最終発表を行うための中間報告を行い.問題点などを検討する.発表に必要とな |
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る関連知識について情報を提供する. |
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一人15分程度の持ち時間で,設定したテーマについて発表してもらう. |
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発表の準備で学んだ内容などを中心に,発表内容をペーパーとしてまとめてもらう. |
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8.科学技術論の方法(1) |
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9.科学技術論の方法(2) |
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10.科学技術論の方法(3) |
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11.科学技術論の方法(4) |
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12.科学技術論の方法(5) |
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13.発表準備状況の報告・討論(1) |
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14.発表準備状況の報告・討論(2) |
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15.発表会(1) |
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教科書 |
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補助教科書 |
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履修上の注意 |
自ら学び取る姿勢が不可欠である.設定されたテーマについては,自分なりの考えを持てるようにすること,テーマ選択においては,自分なりのテーマ設定ができ,かつ調査,発表できるようにすることが求められる.
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評価基準 |
技術開発過程を歴史的に理解する上で不可欠となる,資料調査方法,分析方法などの知識について8割程度,理解できること.テーマを設定し,調査し発表できること.
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評価法 |
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学習・教育目標 |
東京高専 |
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JABEE |
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