国立東京工業高等専門学校 シラバス 国立東京工業高等専門学校トップページへ戻る シラバス 閲覧戻る
教科目名
科学技術論
 
担 当 教 官 河村 豊
学年、学科等 2年 専攻科一般・共通 通常講義
単位数 期間 選択 2 単位 後期 週2時間 (合計 30 時間)
授業の目標と概要
社会における科学技術の役割はきわめて重視されている.本講義では,文献調査,企業等への聞き取り(取材),社
史調査,特許調査,資料所蔵機関への調査法,および報告,論文化のための討論方法を身につけることを目標とす
る.そのために,受講生が直面している研究テーマ等を素材にして,その歴史分析を行い,論文としてまとめること
を目指す.
カリキュラムにおける位置づけ
工学分野での研究テーマを持っていることを前提に,こうした理工系研究が,現代社会の中でどのような意味を持つ
かを人文・社会科学的な手法を利用して考察を行う.
授業の内容 時間
■受講生ごとの研究テーマを設定する予備作業を行う.
 研究テーマ設定に関連する「技術史研究方法論」を説明する.こうした説明を聞きながら,自分のテーマ
を設定する準備とする.
 設定したテーマを報告し,それに関わる資料調査,まとめ方などについて検討する.
1.テーマ設定(1) 14
2.テーマ設定(2)
3.技術史研究方法論(1)
4.技術史研究方法論(2)
5.技術史研究方法論(3)
6.調査準備状況の報告(1)
7.調査準備状況の報告(2)
 設定したテーマを報告し,それに関わる科学技術論的背景を講義し,討論してゆく.
 設定したテーマについて最終発表を行うための中間報告を行い.問題点などを検討する.発表に必要とな
る関連知識について情報を提供する.
 一人15分程度の持ち時間で,設定したテーマについて発表してもらう.
 発表の準備で学んだ内容などを中心に,発表内容をペーパーとしてまとめてもらう. 14
 8.科学技術論の方法(1)
 9.科学技術論の方法(2)
10.科学技術論の方法(3)
11.科学技術論の方法(4)
12.科学技術論の方法(5) 2
13.発表準備状況の報告・討論(1)
14.発表準備状況の報告・討論(2)
15.発表会(1)
教科書
利用しない.必要な資料は講義中に配布する.
補助教科書
履修上の注意
自ら学び取る姿勢が不可欠である.設定されたテーマについては,自分なりの考えを持てるようにすること,テーマ選択においては,自分なりのテーマ設定ができ,かつ調査,発表できるようにすることが求められる.
評価基準
技術開発過程を歴史的に理解する上で不可欠となる,資料調査方法,分析方法などの知識について8割程度,理解できること.テーマを設定し,調査し発表できること.
評価法
レポートなど80%,成果発表20%
学習・教育目標 東京高専
B-2,A-3
JABEE
(b)(d)(f)