国立東京工業高等専門学校 シラバス 国立東京工業高等専門学校トップページへ戻る シラバス 閲覧戻る
教科目名
日本文化論
 
担 当 教 官 津田 潔
学年、学科等 2年 専攻科一般・共通 通常講義
単位数 期間 選択 2 単位 前期 週2時間 (合計 30 時間)
授業の目標と概要
 日本の文化が、いかにして形成されてきたかを、文学を中心に古代から近世までを主な対象として講ずる。日本民
族の形成も含めて、日本文化がいかに朝鮮半島や中国大陸などの近隣アジア諸国の強い影響下に形成されたか、又そ
うした中で日本人がどのようにして独自性を保とうとしたかを考えたい。「花鳥風月」という、伝統的日本文化に対
するキーワードを手がかりにして、考えることから始める。
カリキュラムにおける位置づけ
 本科で学習している「古典」「日本史」を中心として、「倫理思想」「政治経済」「現代国語」など、およそ日本
文化に関係する科目・知識の集成となる。専攻科の教育方針の一つに国際性が挙げられているが、コミュニケーショ
ンツールとしての英語だけでなく、その核となる日本人としてのアイデンティティを形成し、同時にプレゼンにより
相手に自己の知識・考えを的確に伝達する。
授業の内容 時間
1.日本語と日本民族の形成 2
2.日本国の呼称 2
3.日本の教育制度 2
4.国歌の歴史 2
5.日本人の美意識−梅・桜・菊− 6
6.日本人の美意識−鶯・時鳥・雁− 6
7.日本の伝統行事−七夕・月見− 4
8.日本の伝統芸能−歌舞伎− 2
9.日本の美術 2
10.現代日本文化 2
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
教科書
使用しない。授業時にコピーを配布する。
補助教科書
なし。
履修上の注意
 適宜、課題レポートを提出してもらう。また、最終授業時には現代日本文化に関して、伝統文化との関連で発表してもらうので、そのつもりでいること(原稿用紙8〜10枚程度)。
評価基準
 日本の伝統文化に対する正しい知識を基に自己の考えを論理的に記述し、それを基に適切にプレゼンテーションすることが出来る。
評価法
最終プレゼン40%,各課題レポート30%,最終レポート30%
学習・教育目標 東京高専
B-2
JABEE
(d)(f)