国立東京工業高等専門学校 シラバス 国立東京工業高等専門学校トップページへ戻る シラバス 閲覧戻る
教科目名
代数Ⅰ
 
担 当 教 官 佐藤義隆、中里肇、清藤晃、小中澤聖二、市川裕子
学年、学科等 1年 一般科目(自然系) 通常講義
単位数 期間 必修 2 単位 前期 週4時間 (合計 60 時間)
授業の目標と概要
ものづくりに携わる技術者としての基礎を作るために、整式の基本的な計算方法、因数分解の基礎、整式の約数・倍
数、有理式の取扱い、実数とその大小関係、平方根を含む計算方法、2次関数とグラフの関係、2次関数の最大・最
小の考え方、2次関数と2次方程式や2次不等式の関連について理解し、基本的な計算能力を修得する。
カリキュラムにおける位置づけ
整式、有理式、因数分解、大小関係、平方根を含む計算、2次関数、2次方程式、不等式について、教科書の例題・
演習問題レベルの問題が解けるようになる。
授業の内容 時間
 ガイダンスを行う。 1
 工学基礎である整式の計算や因数分解などの基本的な取扱い、有理数や実数の性質、平方根を含む計算、 4
2次関数とグラフや方程式・不等式の解の関係を理解し、その基礎修得する。 6
(1)整式の加法・減法・乗法 4
(2)因数分解 6
(3)整式の除法,整式の約数・倍数 4
(4)有理式 4
(5)実数,実数の大小関係,絶対値
(6)平方根を含む式の計算
整式の加法、減法、展開の計算が速く正確にできるようになる。基本的な多項式の因数分解ができるように
なる。整式同士の除算の計算、整式の約数や倍数の計算ができるようになる。有理式の四則演算ができるよ
うになる。基本的な不等式の証明などの取扱いができるようになる。絶対値を含む計算ができるようにな
る。平方根を含む式の計算ができるようになる。
前期中間試験 1
(7)2次関数のグラフ,最大・最小 8
(8)2次方程式の解の公式,複素数 6
(9)判別式,解と係数の関係 6
(10)グラフと方程式の解,不等式 5
(11)2次不等式 4
2次関数の軸や頂点の求め方を理解し、そのグラフが描けるようになる。2次関数の最大・最小問題が解け
るようになる。複素数の計算ができる。解の公式を用いて2次方程式の解を求めることができる。判別式,
解と係数の関係を理解し、これらの関係を用いた問題が解けるようになる。1次不等式を解けるようにな
る。2次関数のグラフと判別式の関係を理解し、2次方程式や2次不等式の解が求められる。
前期末試験 1
   
   
   
教科書
「新編 高専の数学1(第2版)」 田代嘉宏、難波完爾編 森北出版
補助教科書
「新編 高専の数学1問題集(第2版)」田代嘉宏編 森北出版
履修上の注意
中学校数学の内容を良く復習しておくこと。
評価基準
教科書レベルの基本的問題が解けることを基準として評価する。
評価法
定期試験75%,レポートなど25%
学習・教育目標 東京高専
C-1
JABEE
(c)