授業の目標と概要 |
システムとしての電気回路は、2つの端子が対になった四端子網(二端子対回路)として取り扱うことが多い。こ |
こでは四端子網回路の基礎公式、および他の四端子網との接続方法、表現方法、等価回路など四端子網としての取り |
扱い方法と計算方法を学ぶ。 |
|
カリキュラムにおける位置づけ |
電気回路Ⅰ、電気回路Ⅱの発展として、回路網を四端子(二端子対)を持ったシステムとして取り扱う。これは、フ |
ィルタ、伝送回路、分布定数回路の取り扱いの基礎となる。 |
|
|
・四端子回路網の行列による表示 |
4 |
四端子網の入出力変数であるI1、I2、V1、V2の行列による表示(Z行列、Y行列、F行列、H行列、G行列) |
|
|
|
・四端子網の接続 |
4 |
四端子網の相互接続とその計算方法(直列接続、並列接続、縦続接続、直並列接続、並直列接続) |
|
|
|
・四端子網の等価回路 |
6 |
四端子網回路の等価回路と相互接続(直路四端子網、分路四端子網、L形四端子網、T形四端子網、 |
|
π形四端子網、格子形四端子網) |
|
|
|
・変成器と理想変成器 |
2 |
交流回路での変成器、理想変成器によるインピーダンス変換 |
|
|
4 |
・対称四端子網と二等分定理 |
|
対称四端子網と二等分定理、対称四端子網から格子形四端子網への変換 |
|
|
4 |
・影像パラメータと反復パラメータ |
|
影像インピーダンスと反復インピーダンスの概念 |
|
|
|
・フィルタ |
4 |
フィルタの特性、伝送係数と伝送量 |
|
|
|
|
教科書 |
「基礎からの交流理論」(小郷原著、小亀・石亀著 電気学会)
|
|
補助教科書 |
|
履修上の注意 |
3年までの電気回路と電磁気学の内容をよく理解しておくこと。また取り扱い手法として、特に行列計算について十分復習しておくこと。
|
|
評価基準 |
|
評価法 |
|
学習・教育目標 |
東京高専 |
|
JABEE |
|