国立東京工業高等専門学校 シラバス 国立東京工業高等専門学校トップページへ戻る シラバス 閲覧戻る
教科目名
生物学
 
担 当 教 官 大山 邦男
学年、学科等 2年 物質工学科 通常講義
単位数 期間 必修 2 単位 通期 週2時間 (合計 60 時間)
授業の目標と概要
ヒトを始めとする生物個体は細胞によって構成され、また、生命を維持するために、様々な成分を合成・分解する過
程が存在する。細胞の構造と機能について学び、さらに代謝、遺伝および恒常性の維持といった生命の存続のための
調節メカニズムについて理解する。
カリキュラムにおける位置づけ
3年からの生物化学、4年の化学工学/生物化学実験、微生物学、分子生物学の基礎になる科目である。
授業の内容 時間
1. 生命の定義と生命の発生 2
2. 細胞の構造I 2
3. 細胞の構造II 2
4. 細胞膜の役割 2
5. 細胞の増殖と分裂 2
6. 生体を構成する成分I 2
7. 生体を構成する成分II 2
生命の発生についての概説、生命の基本である細胞の微細構造とそれらの役割、細胞膜の構造と物質輸送を
中心とした働き、細胞の増殖と分裂について理解する。また、生体を構成する成分について知る。
前期中間試験 0.5
8. 代謝の概念:異化と同化 2
9. 酵素の性質と働きI 2
10. 酵素の性質と働きII 2
11. 異化:呼吸の仕組み 2
12. 嫌気呼吸 2
13. 好気呼吸 2
14. 同化:光合成の仕組み 2
15. 窒素同化 2
生命活動の中心である酵素の働き、そのメカニズムを理解する。生体における化学反応であり生命の基盤と
なる代謝の概念を知ることと、その要因である異化(呼吸)と同化(光合成や窒素同化)のメカニズムを理
解する。
前期末試験 0.5
16. ヒトの遺伝 2
17. ヒトの遺伝子変異と疾病 2
18. 遺伝子と染色体 2
19. 遺伝の仕組み:メンデルの遺伝の法則I 2
20. メンデルの遺伝の法則II 2
21. メンデルの遺伝の法則に従わない遺伝 2
22. 遺伝子と染色体 2
ヒトを中心として遺伝についての概念を理解する。また、遺伝子の変異によって起こる疾病について知る。
さらに、遺伝の仕組みを、メンデルの法則を基本として理解する。
後期中間試験 0.5
23. 遺伝子の連鎖と組換え 2
24. 遺伝子の本体I 2
25. 遺伝子の本体II 2
26. 遺伝子の役割 2
27. 恒常性の調節:内分泌 2

(続き)
教科目名
生物学
 
授業の内容 時間
28. 恒常性の調節:自律神経系 2
29. 恒常性の調節:免疫作用 2
遺伝子は何で出来ているか、またどんな役割をもつかを理解する。さらに、ヒトの正常な状態を維持するた
めの調節機構(恒常性)について学び、恒常性を調節する要因とそれらがどのようにして個体の正常状態を
維持するためにかかわり合っているかを理解する。
学年末試験 0.5
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
教科書
生物IB(東京書籍)
補助教科書
履修上の注意
準備するものは特になし。
評価基準
ヒトを中心として、生物個体の存続維持のメカニズムについて理解し、これらの知識の総合的な関連性を考えることが出来るようになったかどうか定期試験により評価する。
評価法
定期試験100%
学習・教育目標 東京高専
C-4,C-6
JABEE
(c)(d)