国立東京工業高等専門学校 シラバス 国立東京工業高等専門学校トップページへ戻る シラバス 閲覧戻る
教科目名
機械設計製図B
 
担 当 教 官 福田 勝己、斉藤 純夫
学年、学科等 4年 機械工学科 通常講義
単位数 期間 必修 2 単位 通期 週2時間 (合計 60 時間)
授業の目標と概要
機械を設計製図するということは,要求された使用を満たすように構造を決定(設計)し,それを製作するのに必要な
指示を,機械製図法による図面によって正確に伝える(製図)ことである.機械の設計製作には,これまでに習得した
専門的知識が不可欠であり,これらの知識を基に,設計製図の方法を習得することを目標とする.前期は手巻きウイン
チを,後期は渦巻きポンプを課題とする.
カリキュラムにおける位置づけ
関連科目:材料力学,材料学,機械設計法,流体力学,流体機械
これらの科目を理解していることを前提として講義を進める.
授業の内容 時間
1.手巻きウインチの設計 15
   機構の選定,ワイヤーロープの選定,巻胴,減速比,歯車の諸寸法,つめ車装置,制動装置,軸,
   軸受,フレーム等について,講義内容や教科書を参考にして,個々の仕様によって設計計算を行い,
   基本的な機構,寸法等を決定する.
2.手巻きウインチの製図 15
   組立図の作成:設計計算の結果を基に,組立図を作成する.
   部品図の作成:組立図,設計計算の結果を基に,部品図を作成する.
3.渦巻ポンプの設計製図 30
   (1)設計:渦巻ポンプ概要講義,羽根車,ケーシング,軸,軸受,危険速度
    与えられた設計仕様に基づいて,講義内容や教科書を参考にして,個々の仕様によって設計計算を
    行い,寸法等を決定する.
   (2)製図:組立図,羽根車,ケーシング,軸等.
    設計計算に基づいて,組立図,部品図を製図する.部品図は一様一品方式とする.
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
教科書
前期:手巻ウインチの設計(技術教育研究会編:パワー社)
後期:鈴木良幸編,小型渦巻ポンプの設計概要
補助教科書
履修上の注意
前提となる材料力学,材料学,機械製作法,機械設計法,流体力学,流体機械等の基礎について修得していることが望ましい.
評価基準
主要構成備品の設計計算の完了および組立図,部品図の完成を目標とする.
評価法
100%
学習・教育目標 東京高専
C-2,C-9
JABEE
(d)(e)(h)