授業の目標と概要 |
機械を設計製図するということは,要求された使用を満たすように構造を決定(設計)し,それを製作するのに必要な |
指示を,機械製図法による図面によって正確に伝える(製図)ことである.機械の設計製作には,これまでに習得した |
専門的知識が不可欠であり,これらの知識を基に,設計製図の方法を習得することを目標とする.前期は手巻きウイン |
チを,後期は渦巻きポンプを課題とする. |
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カリキュラムにおける位置づけ |
関連科目:材料力学,材料学,機械設計法,流体力学,流体機械 |
これらの科目を理解していることを前提として講義を進める. |
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1.手巻きウインチの設計 |
15 |
機構の選定,ワイヤーロープの選定,巻胴,減速比,歯車の諸寸法,つめ車装置,制動装置,軸, |
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軸受,フレーム等について,講義内容や教科書を参考にして,個々の仕様によって設計計算を行い, |
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基本的な機構,寸法等を決定する. |
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2.手巻きウインチの製図 |
15 |
組立図の作成:設計計算の結果を基に,組立図を作成する. |
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部品図の作成:組立図,設計計算の結果を基に,部品図を作成する. |
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3.渦巻ポンプの設計製図 |
30 |
(1)設計:渦巻ポンプ概要講義,羽根車,ケーシング,軸,軸受,危険速度 |
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与えられた設計仕様に基づいて,講義内容や教科書を参考にして,個々の仕様によって設計計算を |
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行い,寸法等を決定する. |
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(2)製図:組立図,羽根車,ケーシング,軸等. |
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設計計算に基づいて,組立図,部品図を製図する.部品図は一様一品方式とする. |
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教科書 |
前期:手巻ウインチの設計(技術教育研究会編:パワー社) 後期:鈴木良幸編,小型渦巻ポンプの設計概要
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補助教科書 |
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履修上の注意 |
前提となる材料力学,材料学,機械製作法,機械設計法,流体力学,流体機械等の基礎について修得していることが望ましい.
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評価基準 |
主要構成備品の設計計算の完了および組立図,部品図の完成を目標とする.
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評価法 |
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学習・教育目標 |
東京高専 |
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JABEE |
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