国立東京工業高等専門学校 シラバス 国立東京工業高等専門学校トップページへ戻る シラバス 閲覧戻る
教科目名
熱力学A
 
担 当 教 官 筒井 健太郎
学年、学科等 4年 機械工学科 通常講義
単位数 期間 必修 1 単位 前期 週2時間 (合計 30 時間)
授業の目標と概要
 加熱や冷却した場合における物体の物理的変化と熱との関係を学びながら、熱エネルギから運動エネルギに変換する
熱機関
(ガソリン、ディーゼルエンジン、ガスタ−ビン、蒸気タ−ビン等)に関する必要な基礎理論を理解する。
カリキュラムにおける位置づけ
 機械工学系の基礎科目である4大力学の熱エネルギーの科目であり、熱力学演習を伴いながら学習を進めてゆく。
授業の内容 時間
1.熱力学に関する物理量  4
   温度、圧力、比容積を中核として、熱力学学習に必要な各種単位について説明する。
   また工学単位とSI単位との関係と換算方法を学習する。     
      6
2.熱力学の第一法則        。
   熱力学の第一法則の物理的な意味、エネルギーおよび仕事と熱との関係について理解と学習を行う
5
3.理想気体             
   理想気体の状態方程式、内部エネルギーおよびエンタルピーについて学習を行い、
   さらに実在気体との差異について学ぶ
前期中間試験 0.5
4.理想気体の状態変化  8
   熱力学上重要な理想気体の状態変化について学習し、ガスサイクル理解のための
   基礎的な物理現象について理解する。        
5.蒸気  6
   熱力学的に重要な蒸気の状態変化について理想気体との差異を考察しながら
   蒸気サイクル理解のための基礎的な物理現象について理解する                
前期末試験 0.5
   
   
   
   
   
教科書
わかる熱力学、著者:田中宗信、田川龍文、氏家康成、発行所:日新出版
補助教科書
履修上の注意
 化学における気体の状態方程式、および物理における熱と仕事について復習しておくこと。また、ノートを必ず用意し講義内容と演習問題を併せて記述できるようにしておくこと。
評価基準
エネルギの概念と熱力学の第一法則の物理的な意味がわかり、一定の条件下では実在気体を理想気体として扱う事が妥当でありPV=RTの関係および蒸気の凝縮、蒸発の物理的な理解度を評価する。
評価法
定期試験75%,レポートなど25%
学習・教育目標 東京高専
C-6
JABEE
(d)