国立東京工業高等専門学校 シラバス 国立東京工業高等専門学校トップページへ戻る シラバス 閲覧戻る
教科目名
物理Ⅱ
 
担 当 教 官 前段 眞治
学年、学科等 2年 一般科目(自然系) 通常講義
単位数 期間 必修 2 単位 通期 週2時間 (合計 60 時間)
授業の目標と概要
本科目では、電磁気、熱力学、波動、前期量子論の4分野について関連ある実験を取り入れながらの基本的な講義を行
う。ここで学ぶことのいくつかは、我々が日常生活で何気なく使っているものもある。これらの基本的事項を学び、
「物理的に考える」思考を養って欲しい。
カリキュラムにおける位置づけ
1年次の物理、代数、幾何を前提とする。
応用物理、電磁気学、電気回路、熱力学、物理化学、基礎電子量子光学、量子化学などの講義につながる。
授業の内容 時間
1 電磁気 7
1-1 静電界 7
1-2 電流と磁界
静電誘導、クーロンの法則、電界、電位差の説明ができる。また、電流がまわりに作る磁界、電流が磁界から
受ける力、ローレンツ力が理解できる。
前期中間試験 0.5
2 波動 5
2-1 直線上を伝わる波 5
2-2 平面・空間を伝わる波 5
2-3 光波
波の波長、振動数、速さを理解できる。また、波の重ね合わせの原理、定常波について説明できる。さらに、
波(光)の反射、屈折、回折、干渉について説明できる。
前期末試験 0.5
3 熱力学 4
3-1 温度と熱 2
3-2 熱量 4
3-3 気体の分子運動 4
3-4 エネルギー保存測
気体法則、温度、圧力、温度の意味、熱容量と比熱、気体の分子モデル、内部エネルギー、温度変化と状態変
化、仕事と熱、内部エネルギーの変化、熱力学の第1法則について理解できる。
後期中間試験 0.5
4 前期量子論 8
4-1 電子と光 7
4-2 原子と原子核
光や電子の粒子性と波動性について理解できる。また、原子・原子核の構造や放射線について説明できる。
学年末試験 0.5
   
   
   
教科書
小暮陽三(編):高専の物理(第5版)、森北出版
補助教科書
物理実験プリント(配布される)
履修上の注意
実験レポートや宿題の課題を必ず締め切りまでに提出すること。
評価基準
試験と実験とレポート、課題により、物理学の基本である電磁気、熱力学、波動、前期量子論の4分野について理解していることを基準とする。
評価法
定期試験75%,レポートなど25%
学習・教育目標 東京高専
C-5
JABEE
(c)(d)