国立東京工業高等専門学校 シラバス 国立東京工業高等専門学校トップページへ戻る シラバス 閲覧戻る
教科目名
自動車工学
 
担 当 教 官 高原 正雄、筒井 健太郎
学年、学科等 5年 機械工学科 通常講義
単位数 期間 選択 1 単位 後期 週2時間 (合計 30 時間)
授業の目標と概要
A)自動車の基本構造の理解を深めた上、動力伝達、操縦、制動、走行性能などの基礎理論を習得させる。
B)技術開発の最新動向を学び、技術者に重要な課題設定能力や、挑戦能力、問題解決能力の育成を図る。 
C)ものづくりにおける技術者の心得などの事例をもとに、技術者の使命・倫理についても啓蒙する。
カリキュラムにおける位置づけ
機構学、内燃機関、材料力学、ほか
授業の内容 時間
1.世界における自動車の起源とその歴史 蒸気機関から今日の内燃機関に至るまでの歴史 2
 2.日本における自動車の発展史 我が国の自動車産業の歴史と今後の課題 2
 3.自動車の構造(クラッチ、トランスミッション) 機能、基本構造、作動原理など 2
 4.自動車の構造(プロペラシャフト、ファイナル装置) 機能、基本構造、作動原理など 2
 5.自動車の構造(サスペンション、ステアリンヅ) 機能、基本構造、作動原理など 2
 6.自動車の構造(ブレーキ、ロードホイール) 機能、基本構造、作動原理など 2
 7.自動車の性能(動力性能線図) 走行抵抗、車速線図、駆動力線図、車両性能 2
 8.車両計画 自動車開発における要件について 2
 9.車体設計 車体設計の基礎 2
10.自動車の入力計測技術 測定困難な部位のストレスを計測する手法 2
11.自動車に関する最新の研究開発の事例 エンジン、シャシの研究事例 2
12.自動車の開発プロセス コンセプト、要求品質、開発プロセス 2
13.カーエレクトロ二クス 現状と将来動向 2
14.安全技術 アクティブセーフティ、パッシブセーフティ 2
15.環境技術 環境に関する各種の課題と克服技術に関して 1.5
学年末試験 0.5
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
教科書
なし。
講師作成のプリントによる
補助教科書
なし。但し、自動車技術会発行の「自動車工学−基礎−」を参考書として推奨
履修上の注意
1.各種の自動車工学に関する書籍を参考文献として紹介する。
2.高専レベル用に講師が自ら編纂・作成したプリントをベースに講義を進める。
3.講義の度に、復習(兼)小テストを実施し、理解度を高めさせる。
評価基準
自動車の歴史とシステムの概要がわかっていること
評価法
定期試験60%,レポートなど20%,小テスト×10回20%
学習・教育目標 東京高専
C-6
JABEE
(d)