教科目名
計算力学A
担 当 教 官
:
志村 穣
学年、学科等
:
5年
機械工学科
通常講義
単位数 期間
:
選択
1 単位
前期
週2時間
(合計 30 時間)
授業の目標と概要
材料力学で学んだ方法を2次元弾性学に発展させる。これを基本として設計に用いるための有限要素法を学び、さらに
演習を行うことでより理解を深める。また、有限要素法による構造解析の手順および一般構造物等への応用例を示す。
カリキュラムにおける位置づけ
実験による計測値の妥当性を検証する際に、理論計算ができないような場合は本教科の「計算力学」が有効になる。
したがって、「計算力学」は数値解析手法の科目として、実験に対し対極的な位置づけになる。
授業の内容
時間
1.計算力学とは
2
計算力学の発展とその現状
4
2.質点力学から材料力学、弾性学へ
質点系における力と変位(フックの法則)
3.応力・ひずみ・つりあい
6
一軸棒における力と変位
一軸棒における応力とひずみ(フックの法則)
4.ひずみ、ひずみ−応力の変換式
4
ひずみの定義、ストレンゲージによるひずみ測定
5.一般化されたフックの法則
4
3次元応力場から2次元応力場(平面応力場、平面ひずみ場)へ
6.有限要素法(FEM)概要
4
有限要素法発展の背景と現状、適用分野
7.棒要素(トラス要素)の組立て
5
有限要素および有限要素法とは
有限要素法による解析の分類
棒理論、座標系と座標変換
前期末試験
1
(続き)
教科目名
計算力学A
教科書
有限要素法概論、戸川隼人 倍風館
補助教科書
適宜プリントを配布する
履修上の注意
材料力学の修得。ベクトルと行列の演算。
評価基準
レポート(中間課題および期末演習)の正答率(50%),内容(40%),提出状況(10%)等評価
評価法
レポートなど,定期試験
学習・教育目標
東京高専
C-6
JABEE
(d)