授業の目標と概要 |
目標①機械技術の歴史を、世界と日本に分けて全体像を把握する。②1800年代の鉄道技術と造船技術が機械工学へ与 |
えた影響を理解する。③「機械工学」の基本となる現在の4力学が、今の形までになった過程を各分野(材力、機 |
力、流力、熱力)について理解する。④日本の機械工学の明治から現代までの歴史を概観する。機械工学の歴史上著 |
名な人物の名前と業績を知っておくこと。これらの人物が、機械工学の歴史上果たした役割を理解しておく。試験レ |
ベルは、教科書中心に出題予定。 |
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カリキュラムにおける位置づけ |
機械工学の学習によって多くの人名のついた原理や法則を学ぶが、いつ、誰によって、どのように生まれて、発展し |
てきたか、という歴史を学ぶことにより、その発展の経緯を理解し、今後の技術開発に対する士気の高揚を図る。 |
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0.機械の技術史を学ぶにあたって |
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①技術とその特質 |
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②機械の技術史を学ぶ意義 |
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1. 古代人の知恵−古代の機械と機械学 |
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①古代中国の機械技術と技術思想 |
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②古代ギリシャとローマの機械技術思想 |
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2.中世の学術 |
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①中国ー宋時代 |
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②中世・後期中世の技術と自然学 |
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3.ルネッサンス、インゲニアトールの時代 |
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①レオナルド・ダ・ビンチ |
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②鉱山技術 |
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4.技術の発展と科学革命 |
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①ガリレオ、ホイヘンス、ニュートン |
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②動力学の発展 |
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5.数学者たちの発展 |
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①科学アカデミーの成立 |
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②ベルヌーイ、オイラー、ダランベール、 |
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ラグランジェ |
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6.産業革命と近代エンジニアの誕生 |
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①蒸気機関とその発展 |
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②フランスの土木技術と水力学の発展 |
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7.フランス革命とエコルポリテクニク |
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①エコルポリテクニクのめざすもの |
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②カルノー、クーロン、フーリエについて |
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8.現代機械工学の夜明け |
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①鉄道の発展と近代の造船技術 |
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②初期の機械工学書 |
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9.高級技術者と機械工学の発展 |
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①技術教育機関の拡大と専門家の出現 |
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②専門化・細分化 |
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(材力、流力、熱力、機力の発展) |
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10.日本の機械工学事始め |
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①江戸時代・幕末維新期の機械工学書 |
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②工学系学術団体の発足 |
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