国立東京工業高等専門学校 シラバス 国立東京工業高等専門学校トップページへ戻る シラバス 閲覧戻る
教科目名
有機化学実験
 
担 当 教 官 町田 茂
学年、学科等 3年 物質工学科 実験
単位数 期間 必修 2 単位 前期 週4時間 (合計 60 時間)
授業の目標と概要
 有機化学実験を通じて,基礎的な合成・分離・精製の操作を習得する。また,実験計画書及び報告書の執筆を通し
て,実験に積極的に取り組む姿勢と科学技術レポートの書き方を学ぶ。
カリキュラムにおける位置づけ
 有機化学Ⅰ,有機化学Ⅱ,高分子化学Ⅰ,高分子化学Ⅱ,機器分析Ⅱと関連
授業の内容
1.講義
 有機化学実験の注意事項
 実験計画書の書き方
  『1,4-ジ-t-ブチルベンゼンの合成』を例に説明
 実験報告書の書き方
  『1,4-ジ-t-ブチルベンゼンの合成』を例に説明
 有機化学実験のスケジュール・評価方法について
2.アセトアニリドの合成
 アセトアニリドの合成
 アセトアニリドの再結晶
 アセトアニリドのNMR,IR解析
3.メタクリル酸メチルの重合 
 メタクリル酸メチル,トルエンの蒸留
 ラジカル重合反応,反応停止,精製(再沈)
 ポリメタクリル酸メチルのNMR,IR解析
4.講義,器具点検,補充
 総括
 
 
 
 
 
 
 
 
教科書
有機化学実験テキスト(平成19年度版) 東京高専物質工学科編集
補助教科書
履修上の注意
 実験の目的,実験手順,観察ポイント,試薬の特性・危険性,操作時に予想される危険性を予め調査し,手書きの実験計画書にまとめておく。実験計画書が未完成の状態では実験させない。報告書も手書き。完成度の低い計画書・報告書は再提出。
評価基準
 実験に取り組む姿勢,実験計画書,報告書の内容を総合的に評価し,有機化学実験の基本操作の習得度,実験データの考察力などを確認する。
評価法
レポートなど100%
学習・教育目標 東京高専
B-2,C-4,C-7,C-11,C-13
JABEE
(c)(d)(f)(h)