授業の目標と概要 |
熱力学第一法則および第二法則を中心に物理化学における基本的な概念と理論の「考え方」に重点をおいて熱力学の |
基本を学ぶ。 |
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カリキュラムにおける位置づけ |
物理化学は、化学の諸原理を確立し敷衍する化学の一分科である。物理化学のいろいろな考え方は、物質の物理的、 |
化学的性質について観察結果を説明したりするのに使われる。物理化学または人工材料や生物学的な巨大分子の |
ような物質の構造と性質を決定するのに使われる現代的な技術を開発したり解釈したりするたもに不可欠なもので |
ある。 |
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1.気体の性質 |
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完全気体 |
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・気体の状態 |
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・気体の諸法則 |
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・気体の運動論 |
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実在気体 |
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・分子間相互作用 |
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・ファンデルワールスの式 |
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・対応状態の原理基本 |
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概念 |
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・仕事、熱、エネルギー |
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・第一法則 |
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2.第一法則 |
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仕事と熱 |
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・膨張の仕事 |
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・熱のやりとり |
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・エンタルピー |
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・断熱変化 |
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熱化学 |
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・標準エンタルピー |
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・標準生成エンタルピー |
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・反応エンタルピー |
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3.第一法則:方法論 |
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状態関数と完全微分 |
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・状態関数 |
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・エンタルピーの温度依存性 |
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・CvとCpの関係 |
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4.第二法則:概念 |
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自然変化の方向 |
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・エネルギーの散逸 |
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・エントロピー |
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・いろいろな過程のエントロピー変化 |
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・熱力学第三法則 |
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