国立東京工業高等専門学校 シラバス 国立東京工業高等専門学校トップページへ戻る シラバス 閲覧戻る
教科目名
生物工学
 
担 当 教 官 庄司 良
学年、学科等 5年 物質工学科 通常講義
単位数 期間 必修 1 単位 後期 2 (合計 30 時間)
授業の目標と概要
生物工学とは生物を工学的に利用するための学問である。その概論を学ぶとともに、生物の工学的利用の一つとして、
生物を用いた環境浄化システム、特にバイオレメディエーションについて学習する。環境浄化の対象としては、水、土
壌、大気などがあり、それらの各種媒体に応じ環境汚染物質の種類や濃度も変化する。
カリキュラムにおける位置づけ
分子生物学を基礎とする
授業の内容 時間
1.生物工学とは 2.5
授業案内
学問としての発展の歴史、技術の変遷
2.生物工学概論 6
生物処理の概論(活性汚泥法を含む)
人工臓器の概論
醗酵工学の概論
バイオレメディエーションの概論
バイオアッセイの概論
3.バイオレメディエーションの実際 8
概念と理論
使用生物
対象化学物質
応用事例
バイオアベイラビリティ
4.バイオアッセイ 8
概念と理論
使用生物
対象化学物質
応用事例
5.環境と生命のかかわりー環境問題と生命のかかわりについて 5
生物多様性:生物多様性の保全の重要性など理解する
生物蓄積性化学物質:ダイオキシンやPCBなど生物体内の特に脂質に蓄積されやすい物質とその生物への影響
について概観し、食物連鎖による濃縮がどのように進むのか理解する.
環境汚染物質の生物への影響:環境汚染物質のヒトを含む生物への影響について概観し、生物への影響を一定
以下に抑えるための方策について考察する.
学年末試験 0.5
   
   
   
   
   

(続き)
教科目名
生物工学
 
教科書
使用しない。配布資料を教材とする
補助教科書
履修上の注意
工学から生物を利用する立場からの学問である。よって工学的な切り口で生物現象を評価するセンスのよさが求められる。決して生物そのものを勉強するための授業ではない。
評価基準
定期試験と小テストとレポートで評価する
評価法
定期試験75%,レポートなど25%
学習・教育目標 東京高専
C-4
JABEE
(c)(d)