| 授業の目標と概要 |
| モノ・技術・資源をめぐる文化の違いを理解する。 |
| 文化人類学は、人間がもつ文化の多様性に注目して「人類とは何か」を探っていく学問です。特に、世界中の様々 |
| な民族が蓄積してきたモノと人との特別な関係に着目し、技術・資源の利用法にも文化の違いがあることを学んでい |
| きます。 |
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| カリキュラムにおける位置づけ |
| 本校に欠けている世界地理関連科目を学べる貴重な科目である。文化人類学の専門的知見を活用しながら、学生によ |
| る異文化理解に貢献できる。 |
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| 1.文化人類学は世界の見方を学ぶ |
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| 文化人類学の方法論及び特徴を説明します。文化人類学的な認識方法である「文化相対主義」についての理 |
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| 解を深めます。 |
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| 2.人はモノをどのようにみるか |
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| 世界中の民族が「もの」に様々な意味体系や象徴を見いだした事例を紹介します。 |
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| 3.なぜ人はモノを贈るのか |
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| 各文化の中で貴重品とされた特別なモノを人びとが交換したり、贈与するメカニズムを考察します。 |
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| 4.技は人に何をもたらすか |
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| 技が人びとを繋ぎ、形成する社会関係に注目します。 |
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5.5 |
| 5.人は何に資源を見いだすのか |
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| 上述の議論を踏まえた上で、人がモノや技のどの部分に有用性を見いだし、広い意味での資源としてきたの |
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| かを様々な世界の事例から学びます。 |
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| 教科書 |
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特に指定しない。発表論文は発表者に適宜コピーを配布する。
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| 補助教科書 |
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| 履修上の注意 |
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授業は文献読解及び発表を含めたゼミ形式で進めます。履修を希望される方は課題論文の発表をしていただきます。文献はコピーをしたものを受講者に配ります。
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| 評価基準 |
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世界各地の文化の多様なかたちを理解し、人類学関係の著作をある程度読みこなせるようになること。また読解した文献を説得力をもってプレゼンテーションできること。
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| 評価法 |
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| 学習・教育目標 |
東京高専 |
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JABEE |
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