国立東京工業高等専門学校 シラバス 国立東京工業高等専門学校トップページへ戻る シラバス 閲覧戻る
教科目名
工学基礎演習Ⅰ
 
担 当 教 官 志村穣、伊藤浩、大塚友彦、小嶋徹也、城石英伸、大野秀樹
学年、学科等 1年 一般科目(自然系) 通常講義
単位数 期間 必修 2 単位 通期 週2時間 (合計 60 時間)
授業の目標と概要
演習問題を解くことによって、基本的な計算能力を修得する(中学数学の範囲を含む)。物理、化学の授業の内容を含
め、工学の基礎を演習する。到達目標としては、教科書レベルの基本問題が解ける。
カリキュラムにおける位置づけ
中学の数学、理科1分野、2分野の知識を前提とする。演習を行うことにより、工学の基礎を固める。
授業の内容 時間
前期前半  15
物1.力と運動
  速度,加速度に関する問題を解く。
物 1・1直線運動
  等加速度直線運動に関する問題を解く。
化1.物質の分類と成分
  純物質と混合物の違いについて
  混合物の分離の方法
化2.物質の基本構成
  原子、分子、イオンの基本粒子の概念、
  原子・分子の構造
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前期後半 15
物 1・2運動の法則
  運動の第1第2第3法則,重力とばねの力に関する問題を解く。
物 1・3いろいろな直線運動
  自由落下運動,真上に投げ上げたときの運動,に関する問題を解く。
化2.物質の基本構成(続き)
  周期表と原子の電子配置について
化3.物質量と化学反応式
  原子量と分子量
  原子、分子の個数を表す方法(物質量、モル)
  化学反応式の量的関係、気体の体積、溶液の濃度
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後期前半
15
物 1・4運動量

(続き)
教科目名
工学基礎演習Ⅰ
 
授業の内容 時間
  力積と運動量,運動量保存の法則に関する問題を解く。
化4.化学反応と熱
  反応熱、熱化学方程式、ヘスの法則
化5.酸と塩基
  酸と塩基の定義
  酸と塩基の価数、酸と塩基の強さ
  水素イオン濃度とpH
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後期後半
15
物 1・5力学的エネルギー
  力積と運動量,運動量保存の法則、仕事,運動エネルギー,力学的エネルギー保存の法則に
  関する問題を解く。
物 1・6平面・空間での運動
  水平投げ出し運動、回転運動などいろいろな平面運動に関する問題を解く。
化5.酸と塩基(続き)
  中和反応と塩の生成、中和反応の量的関係
化6.酸化還元反応
  酸化還元反応の定義(酸素・水素・電子の授受)
  酸化数、イオン化傾向、電池の仕組み、電気分解の法則
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
教科書
ニューステップアップ 化学1(東京書籍)、物理IB βコース(中部日本教育文化会)
ネオパル物理Ⅰ+Ⅱ(第一学習社)
補助教科書
ビジュアルワイド図説化学(東京書籍)、高専の物理(森北出版)
履修上の注意
演習用ノート、物理の教科書とノート、演習の問題集を持ってくること。化学は教科書と演習問題集を持ってくること。中学の数学の復習をしておくこと。演習の復習をすること。繰り返し問題を解くこと。詳しい予定表は別途配布する。
評価基準
工学の基礎となる物理や化学等を理解し、教科書レベルの基本問題を解くことができる。
評価法
100%
学習・教育目標 東京高専
A-2,A-3,B-2,C-4,C-5
JABEE
(a)(b)(c)(d)(f)