国立東京工業高等専門学校 シラバス 国立東京工業高等専門学校トップページへ戻る シラバス 閲覧戻る
教科目名
情報処理Ⅱ
 
担 当 教 官 城石 英伸
学年、学科等 4年 物質工学科 通常講義
単位数 期間 1 単位 後期 週2時間 (合計 30 時間)
授業の目標と概要
 本講では,データ処理の際に必要な手法を学び,実際に実験データの解析や計算に役立つ知識を身に付ける。プログ
ラミング言語として,Visual Basic for Applicationsを,数値処理言語としてOctave, 数式処理言語としてMaximaを
学ぶ。
カリキュラムにおける位置づけ
情報処理Iに関連する。また,分析化学などの化学計算をコンピュータを用いて行う。その際,微分方程式などの数学
の知識を使用する。
授業の内容 時間
1. 情報処理を学ぶに当たっての基本的な化学の復習および,文献検索法の習得 2
2. 数式処理言語Maxima
 フリーウェアの数式処理言語であるMaximaの使用方法を学習し,実際の分析化学で用いられる化学平衡の計 6
算や,連立微分方程式で表される反応速度等の化学計算を数式処理言語を使って行う方法を学習する。
2. 数値処理言語Octave
 フリーウェアの数値処理言語であるOctaveの使用方法を学習し,実際の反応速度などの化学計算を数値処理 4
言語を使って行う方法を学習する。
3. Excelの高度な使い方
 実験データを効率よく処理するためのExcelの高度な使用方法(統計や行列)を学習する。 2
後期中間試験 1
4. Visual Basic for Applications(VBA)の基礎 4
(1)VBA文法
 VBA文法を学習し,変数,配列,くり返し,条件分岐,関数の意味がわかるようにする。 4
(2)VBAによるグラフィックスプログラミング
VBAを用いてExcelワークシートにグラフィックスが描けるようにする。
5. Visual Basic for Applicationの化学計算への応用 4
(3) VBAを用いた化学シミュレーション
 VBAを用いて簡単な化学計算シミュレーションができるようにする。 2
(4) VBAを用いた実験データ処理
 VBAを用いて実験データを処理する方法を学ぶ
 
学年末試験 1
   
教科書
特に指定しないが,各章ごとに各自が自分に適したものを購入することを推奨する。
補助教科書
履修上の注意
特になし。
評価基準
下記評価方法で60点以上獲得すること。
評価法
定期試験60%,レポートなど40%
学習・教育目標 東京高専
C-1,C-3,C-8,C-14
JABEE
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