授業の目標と概要 |
専門の工学教育を受けている学生にとって、直接または間接に必要とされる科学技術関連法に関する基礎的知識の習得 |
を目標とする。知的財産権や製造物責任法を念頭に置きつつ、主要な法について講義する。 |
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カリキュラムにおける位置づけ |
政治・経済(特に政治分野)の知識が基礎となる。また、前期の工学倫理で提起される問題についても、法的な解決策 |
を探ることになる。 |
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1.法とは何か |
3 |
法の意義、法と道徳の関係、法の体系と分類など、法学の基本的事項について理解する |
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2.権利と義務 |
2 |
権利・義務の主体、権利の行使と制限について具体的事例に基づき学ぶ |
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3.法の適用と解釈 |
2 |
法の解釈方法について学び、法が実際にどのように使われるのか検討する |
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4.科学技術関連法 |
5 |
知的財産権(特許法、実用新案法、意匠法、商標法及び著作権法)についての理解を深める |
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5.民事法 |
4 |
製造物責任法及び民法のうち特に物権法、債権法を中心に勉強する |
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6.企業法 |
2 |
会社法と企業取引について学ぶ |
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7.社会生活関連法 |
2 |
社会保障法、労働法、環境法、経済法などの基礎的事項を概観する |
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8.刑事法 |
2 |
刑法を中心に解説を試みる |
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9.家族法 |
2 |
親族関係や相続問題などについて実践的な観点から学ぶ |
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10.国際関係法 |
2 |
現在の国際問題を理解する上で必要な、国際法の基礎について学ぶ |
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11.紛争の予防と解決 |
2 |
裁判によらない紛争解決方法について考える |
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教科書 |
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補助教科書 |
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履修上の注意 |
可能であれば教科書のほかに、小型の六法を準備しておくことが望ましい。また、新聞等で報道される裁判関係の記事にも目を通すこと。
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評価基準 |
科学技術関連法を中心に、授業で取り上げた諸法の基礎知識を習得していること。関係する代表的な判例等を説明できること。
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評価法 |
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学習・教育目標 |
東京高専 |
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JABEE |
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