1.生物化学工学とは:生物化学工学の緒論として,講義の目的と理解の目標を明示する.発酵工学から |
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生物工学までの発展を理解する. |
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2.微生物の特性と代謝:微生物の種類と性質,増殖の機構,環境変化による影響,エネルギー代謝経路を理 |
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解する. |
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3.生物化学反応速度論:生物化学反応の反応速度論を徹底的に理解する.Monod式の理解,物質収支式の導 |
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出を理解する. |
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4.酵素反応速度論:酵素反応速度論について、まず酵素反応の特徴、ミカエリスメンテン式の理解、Monod |
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式との類似点、定常状態近似法、ミカエリスメンテン式の導出などの点を理解する |
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5.速度論に対する平衡論:速度論と平衡論の違いについて考察し、各種生物反応を大まかに分類分けす |
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る. |
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6.連続培養:多槽式連続培養,非定常連続培養の物質収支式を導出手法の理解.回分培養と連続培養の比較 |
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を定量的に行う手法を理解する. |
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7.通気:物質移動特に拡散移動を理解し,酸素の供給量を算出する手法を理解する.シーレのモジュラスを |
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利用して、生物体内部における酸素の分配量を概算する |
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8.殺菌:殺菌の方法と必要な温度・時間の算出法を理解する.確率論モデルと決定論モデルによる方法を |
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理解する. |
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9.生物の固定化と微生物充填層内反応:生物の固定化の方法を理解し、固定化生物膜内などにおける物質と |
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生物の反応を理解する. |
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10.まとめ:以上の講義で得られた知識を如何に融合させて、大きな問題に対処するべきかについて講 |
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義する. |
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