国立東京工業高等専門学校 シラバス 国立東京工業高等専門学校トップページへ戻る シラバス 閲覧戻る
教科目名
制御工学特論
 
担 当 教 官 松井 義弘
学年、学科等 1年 専攻科電気電子専攻 通常講義
単位数 期間 選択 2 単位 後期 週2時間 (合計 30 時間)
授業の目標と概要
状態空間法による離散時間系の線形システムの制御理論について講義する。ここでは、基本的事項であるZ変換、離散
時間システムの構造および離散時間システムの設計の基礎を理解することを目標とする。
カリキュラムにおける位置づけ
基礎現代制御で学習した連続時間系の線形システムの制御理論を離散時間系に応用したものである。
授業の内容 時間
1.ディジタル制御の基礎概念 14
 連続時間システム
 離散時間システム
  サンプラ、ホールド、A/D変換
  サンプリング定理
2.Z変換法
 Z変換
 Z変換の性質
  最終値定理、初期値定理、畳み込み
 逆Z変換
3.離散時間システムの特性
 連続時間関数の離散化
 連続時間システムの離散化
 離散時間システムの応答
 離散時間システムの安定性
後期中間試験 1
4.離散時間システムの構造 14
 可制御性と可観測性
 正準形
5.離散時間システムの設計
 極配置問題
 デッドビート制御
 状態観測器
 最適レギュレータ
 サーボ問題
学年末試験 1
教科書
中溝高好他著:『ディジタル制御の講義と演習』(日新出版)
補助教科書
履修上の注意
古典制御理論の基礎を理解しておくこと。
評価基準
教科書レベルの問題が解ける。
評価法
定期試験80%,レポートなど20%
学習・教育目標 東京高専
C-6
JABEE
(d)