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教科目名
機械情報システム工学特別研究
 
担 当 教 官 AS担当教員全員
学年、学科等 2年 専攻科機械情報専攻 実験
単位数 期間 必修 12 単位 通期 (合計 540 時間)
授業の目標と概要
機械情報工学分野の基礎科目・専門科目をもとに,これらを応用し,高度な研究課題に取り組み,
研究開発能力を養う。
カリキュラムにおける位置づけ
特別研究を通し,課題発掘能力,問題解決能力,創造性等を身につける。
1年時に引き続き特別研究を行う。
授業の内容
黒崎茂 「ピエゾケーブルを利用したボルトの軸力検出」
  ピエゾケーブルを,自動車に用いられているハブボルトに挿入し,軸力を検出することを試みる。
    「ピエゾケーブルを用いた部材接合部のひずみモニタリング」
  部材の接合部の接合状態をひずみモニタリングするために,ピエゾケーブルの適用を実験的に試みる。
木村南 「ICタグを利用する製造システムの開発」
  炭素繊維強化複合材料の製造や成形,さらに超塑性成形における製造条件ならびにこれら製造した材料・部品
  の機械的・電気的特性の評価結果および使用履歴も継続的にICタグに記録し管理する製造システムの開発。
福田勝己 「マイクロ ・ナノトライボロジーに関する研究」
  微小領域における摩擦現象を解明するために,マイクロ・ナノメートルスケールでの摩擦摩耗特性を実験的,
  解析的に明らかにし,その解明を試みる。
斉藤純夫 「ターボ型流体機械に発生する特異現象の解明と制御」
  ポンプや風車等のターボ型流体機械に発生する流れに伴う諸現象を実験的および解析的に明らかにする。
清水昭博 「高性能熱輸送装置の特性」
  閉じた系内における二相の流体の潜熱を介した熱力学的サイクルを繰り返すことによる高性能の熱輸送装置を
  開発し,実験により特性を調べる。
下井信浩 「人道的地雷探知・処理技術の研究」
  世界中には約8000万個の未処理の地雷が埋設されたまま放置されている。これらの地雷を安全かつ迅速に処理
  するためのロボット技術を研究する。
筒井健太郎 「非接触温度計測法による熱物性値測定」
  高密度半導体デバイスの放熱に関する新素材として,CVD薄膜が注目を浴びているが,これらの熱物性値の計測
  に非接触温度計測法を応用した計測を行う。
多羅尾進 「移動ロボットの機構と制御に関する研究」
  多自由度の運動性能を有する移動ロボットについて,開発ターゲットを設定し,その機構,および制御システ
  ムについて研究する。制御システムについては,ロボットの動特性を考慮した制御則を適用することを試みる。
青野正宏 「ネットワークシステムに関する研究」
  コンピュータ・ネットワーク上における通信(放送型・個別型)において,安全性と効率性の両面から,一般
  学生への教育演習理解も意識したシステム構築と評価に関する研究を行う。
小坂敏文 「能動消音に関する研究」
  能動消音のアルゴリズムについての基礎研究と応用研究の両方を用意している。基礎研究は,周波数領域アル
  ゴリズム,周波数領域の高速フィルタードXアルゴリズムについて研究を行う。応用は,低周波音被害者近傍の
  静穏化を実現するアクティブサイレンサの開発を行なう。
横山繁盛 「「計算機の設計と評価」
  CPUシミュレータを用いて基本計算機の設計とその評価をおこなう。命令セットの概念,計算機の動作原理につ
  いて学び,計算機の高性能化について基礎的な検討をおこなう。
鈴木雅人 「手書き文字認識の高精度化」
  すでに確立されつつあるパタン認識論に基づいた高精度な文字や文章の認識アルゴリズムに関する研究とその
  応用に関する研究を用意している。応用研究では,ペン字・書道を事例としたお手本自動生成などのアプリケ

(続き)
教科目名
機械情報システム工学特別研究
 
授業の内容
  ーションの開発を行う。
鈴木孝 「コンピュータ・アーキテクチャ」
  CPUの高速化手法,メモリ構成法,並列処理等について,外書の専門書を読むことにより学ぶ。簡単な,共有メ
  モリのシミュレーションを演習で行い,そこで起こる問題点を学習考察する。
松林勝志 「アクアポニックスシステムの開発」
  排水等の廃棄物を出さずに,水産養殖と水耕栽培を同時に実現するシステムを開発すると共に,環境教育教材
  としての利用を研究する。
吉本定伸 「適応ディジタル信号処理に関する研究」
  情報の伝送を行う際には,より適切なシステムが必要となる。このシステム(フィルタ)の心臓部ともいえる
  アルゴリズムを中心として,性能改善のための方法あるいはその実現などについての研究を行う。
小嶋徹也 「ディジタル無線通信システムに関する研究」
  相関特性の良いディジタル系列や,各種の無線通信規格を応用した無線通信システムについて,計算機シミュ
  レーションによる通信特性の評価,プロセッサや無線端末などへの実装などに関する研究を行なう。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
教科書
補助教科書
履修上の注意
研究目的,研究方法,研究日程を明快にして目的を十分達成できるように努力する。
研究の節目に必ずプレゼンテーションを行なう。
具体的には1年目の12月頃,2年目の5月頃に中間発表会を開催し,最終では審査会を行う。
評価基準
課題発掘能力,問題解決能力,創造性等を身につける。
評価法
研究成果・取組など
学習・教育目標 東京高専
B-5,C-10,C-12,C-13,D-4,D-5,B-4
JABEE
(a)(d)(e)(f)(g)