国立東京工業高等専門学校 シラバス 国立東京工業高等専門学校トップページへ戻る シラバス 閲覧戻る
教科目名
適応信号処理特論
 
担 当 教 官 吉本 定伸
学年、学科等 1年 専攻科機械情報専攻 通常講義
単位数 期間 選択 2 単位 後期 週2時間 (合計 30 時間)
授業の目標と概要
ディジタル信号処理,特にディジタルフィルタに関連する内容を中心に取り扱う。固定係数フィルタから,適応フィ
タまでを体系的に学び適応信号処理の概要の理解を目標とする。
カリキュラムにおける位置づけ
状況に応じてC言語やエクセル等を利用し,課題を行いながら理解を深めていくため,C言語やエクセルまた,ディジ
ル信号処理に関する基礎的な知識を有する必要がある。また,調査,プレゼンテーション能力も要する。
授業の内容 時間
・ディジタル信号処理の復習 8
    ガイダンス
    アナログ・ディジタル信号
    サンプリングとエイリアシング
    DFT,FFT
    線形時不変システム
    畳み込み
    離散時間伝達関数
    インパルス応答
    z変換による表現
    差分方程式など
8
・フィルタ設計
    IIRフィルタとFIRフィルタ
    IIRフィルタ設計
      バタワース型フィルタ
・適応フィルタの概要 13
    適応アルゴリズム
      学習同定法
      ブロック直交射影アルゴリズム
    収束速度等の性能評価
    調査・報告
    今までの内容まとめと,各自の作業まとめ
 *上記関連内容について随時実験・演習等を行う
前期末試験 1
   
   
教科書
久保田一,大石邦夫:ディジタル信号処理入門
補助教科書
辻井重男:適応信号処理(昭晃堂)
履修上の注意
課題が期限内に終わらない場合は自主的に進める。
評価基準
試験及び課題レポートなどにより,授業内容の範囲において,適応信号処理の概要を理解し,またPCを利用し基本的なディジタルフィルタのシミュレーションを行うことができるかを基礎として評価する。
評価法
定期試験50%,レポートなど30%,提出物など20%
学習・教育目標 東京高専
C-1,C-6
JABEE
(c)(d)