国立東京工業高等専門学校 シラバス 国立東京工業高等専門学校トップページへ戻る シラバス 閲覧戻る
教科目名
環境工学特論
 
担 当 教 官 三谷 知世
学年、学科等 2年 専攻科一般・共通 通常講義
単位数 期間 選択 2 単位 前期 週2時間 (合計 30.5 時間)
授業の目標と概要
生物を用いた水質浄化システムの代表である活性汚泥法を通して、現代の様々な環境問題について学ぶ。
カリキュラムにおける位置づけ
現代の技術者の使命は環境に配慮した製品や生産システムを作ることである。この授業は、過去の環境汚染から説き起こし、将
来の環境保全にいたるまでを科学、工学、倫理、法規等の面から解説することにより、技術者としての素養を育むことを目標と
している。
授業の内容 時間
1.水質汚染と生活廃水/日本や世界の水環境汚染の状況について学ぶ 2
2.水生生物とその生態/水生生物の種類や相互関係について学ぶ、生態系における食物連鎖の重要性を理解する 2
3.生物廃水処理の原理/微生物の役割と活性汚泥法の原理について学ぶ 4
4.活性汚泥処理システム/活性汚泥システムの全容について学ぶ 4
5.活性汚泥法の問題点/活性汚泥で処理できない物質や活性汚泥法の欠点について学ぶ 4
6.水域の富栄養化と生活廃水/富栄養化の原因物質と生活廃水の影響について学ぶ 4
7.生物による富栄養化物質の除去/生物による窒素やリオの除去とその問題点について学ぶ 2
8.物理化学的な高度処理/活性炭などを用いる高度処理法について学ぶ 2
9.下水処理を通してみた様々な環境問題/地球温暖化、環境ホルモン、オゾン層破壊などについて学ぶ 6
前期末試験 0.5
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
教科書
プリントを適宜配布する
補助教科書
履修上の注意
新聞に載る環境関連記事を毎回の授業の中で取り上げるので、日々の新聞を必ず読んでおくこと。
評価基準
定期試験とレポートで評価する。活性汚泥法の原理、現代の各種環境問題の原因について説明できることを評価基準とする。
評価法
定期試験80%,レポートなど20%
学習・教育目標 東京高専
A-1,A-2,A-3,C-14
JABEE
(a)(b)(d)