国立東京工業高等専門学校 シラバス 国立東京工業高等専門学校トップページへ戻る シラバス 閲覧戻る
教科目名
世界の宗教文化
 
担 当 教 官 川北 晃司
学年、学科等 2年 専攻科一般・共通 通常講義
単位数 期間 選択 2 単位 前期 週2時間 (合計 30 時間)
授業の目標と概要
人文社会系の情報に疎い一部の技術者たちが、ある種「宗教」教団に悪用された例が過去にあった。本授業では、善
意の技術者として不本意な被害・加害を防ぎうる宗教リテラシーの習得を一番の目標とする。新聞社の元編集長であ
る菅原伸郎による、わかりやすいテキスト『宗教の教科書12週』(2005年トランスビュー刊)等をまずは導きに、だん
だんと広く世界の宗教文化についての基礎知識を学ぶ。各種映像も教材として用いる。しかし考察は、日本とは、自
分とは、という問題に最終的には戻るはずだし、それが好ましい。
カリキュラムにおける位置づけ
独自の目標をもつ授業であるが、倫理思想、日本史、政治経済といった、本科低学年で触れた教科の内容とも深く関
連している。それらをあらためて学び直すとともに、より深く、興味深く、掘り下げることが可能な授業として位置
づけられる。
授業の内容 時間
1.はじめに 2
授業の概要、進め方の説明
2.『宗教の教科書12週』等を導きにして 6
・宗教とは
・宗教の見分け方
・祈らない宗教とは
・もうかる宗教とは
・牧師ボンヘッファーの選択とは
・公立学校で宗教は教えられるか、等
3.世界三大宗教の教えとは 6
・仏教
・キリスト教
・イスラム教
4.日本での宗教受容と拒否のあり方 2
5.現代欧米に残る宗教的伝統 6
・イギリス
・ドイツ
・フランス
・アメリカ
6.BRICs国民の宗教的特徴 6
・ブラジル
・ロシア
・インド
・中国
7.学生の調べ学習と発表・質疑応答 2
   
   
   
教科書
菅原伸郎『宗教の教科書12週』(今年は購入の必要なし)
補助教科書
教室にて指示します
履修上の注意
とくになし
評価基準
自分が新たに学んだ知識をレポートおよびプレゼンテーションでしっかりと披露し、それについて自分なりの意見をもち、質疑応答にも耐えられること。
評価法
レポートなど70%,プレゼンテーション30%
学習・教育目標 東京高専
B-2
JABEE
(d)(f)