| 授業の目標と概要 |
| 人文社会系の情報に疎い一部の技術者たちが、ある種「宗教」教団に悪用された例が過去にあった。本授業では、善 |
| 意の技術者として不本意な被害・加害を防ぎうる宗教リテラシーの習得を一番の目標とする。新聞社の元編集長であ |
| る菅原伸郎による、わかりやすいテキスト『宗教の教科書12週』(2005年トランスビュー刊)等をまずは導きに、だん |
| だんと広く世界の宗教文化についての基礎知識を学ぶ。各種映像も教材として用いる。しかし考察は、日本とは、自 |
| 分とは、という問題に最終的には戻るはずだし、それが好ましい。 |
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| カリキュラムにおける位置づけ |
| 独自の目標をもつ授業であるが、倫理思想、日本史、政治経済といった、本科低学年で触れた教科の内容とも深く関 |
| 連している。それらをあらためて学び直すとともに、より深く、興味深く、掘り下げることが可能な授業として位置 |
| づけられる。 |
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| 1.はじめに |
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| 授業の概要、進め方の説明 |
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| 2.『宗教の教科書12週』等を導きにして |
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| ・宗教とは |
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| ・宗教の見分け方 |
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| ・祈らない宗教とは |
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| ・もうかる宗教とは |
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| ・牧師ボンヘッファーの選択とは |
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| ・公立学校で宗教は教えられるか、等 |
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| 3.世界三大宗教の教えとは |
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| ・仏教 |
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| ・キリスト教 |
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| ・イスラム教 |
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| 4.日本での宗教受容と拒否のあり方 |
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| 5.現代欧米に残る宗教的伝統 |
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| ・イギリス |
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| ・ドイツ |
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| ・フランス |
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| ・アメリカ |
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| 6.BRICs国民の宗教的特徴 |
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| ・ブラジル |
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| ・ロシア |
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| ・インド |
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| ・中国 |
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| 7.学生の調べ学習と発表・質疑応答 |
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| 教科書 |
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菅原伸郎『宗教の教科書12週』(今年は購入の必要なし)
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| 補助教科書 |
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| 履修上の注意 |
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| 評価基準 |
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自分が新たに学んだ知識をレポートおよびプレゼンテーションでしっかりと披露し、それについて自分なりの意見をもち、質疑応答にも耐えられること。
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| 評価法 |
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| 学習・教育目標 |
東京高専 |
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JABEE |
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