国立東京工業高等専門学校 シラバス 国立東京工業高等専門学校トップページへ戻る シラバス 閲覧戻る
教科目名
生産工学
 
担 当 教 官 青木 正光、下井 信浩
学年、学科等 5年 機械工学科 通常講義
単位数 期間 選択 1 単位 前期 週2時間 (合計 30.5 時間)
授業の目標と概要
モノ作り」のグローバル化に伴って「生産」に関する考え方は重要となってきている。工場生産における品質向上、
能率向上、新製品の実用化における「生産」に関する知識として、”コストの考え方”、”品質管理の手法”、”標
準化”など現場での知識をグローバル化に絡めて広い観点から理解させるとともにワークショップを通じて、具体的
に取り組む手法の演習も実施して解説する。
カリキュラムにおける位置づけ
他の教科の内容を理解し、実用化する場合を想定しておくこと。「生産工学」の基本ともいえるモノ作りを理解する
上で、一般新聞を含めて、世の中の動向を十分理解しておくこと。
授業の内容 時間
1.生産工学の概要 3
 生産工学の定義・構成など
2.経済環境の変化とリーディング産業の変遷
 日本の産業構造の変化、モノ作りの変化(技能重視の生産管理からコスト重視の自動化技術への移行) 4
3.コストの概念
 コストの構成、原価の把握、コストダウンの考え方
4
4.品質管理の手法
 品質管理の手法、統計的品質管理、国際的な品質の動き(品詞管理の重要性とその手法、管理、競争等に
ついて説
     4
 明する)モノづくりで表に出ない「裏の技術」について紹介 
5.「生産工学」ワークショップ
 演習を通じて管理手法を学ぶ 3
6.標準化と知的財産権  
 標準化の歴史と国際標準の重要性(ISO/IEC)標準化と知的財産権との関係 4
(特に国際特許における我が国の知的戦略技術等についても説明する。)
7.信頼性・安全性
 演習問題の実施
8.レイアウトと効率向上、生産工学の略語 4
 身近な信頼性と安全性(特に生産管理の信頼性と安全性等について説明する。)
 生産現場での対応、生産工学に関する略語と用語、生産工学技術者のための心得帖
 (基礎的な生産管理における手法等について説明する。) 4
 
前期末試験 0.5
   
教科書
関連資料をその都度、必要に応じて配布する。
補助教科書
要旨、表、グラフ等の参考資料を配付する。
履修上の注意
「生産工学」の基礎を学習する。特にモノ作りで必要な様々な管理手法を理解し、その応用展開が出来るような物の考え方をグローバルに理解することを目標とする。
評価基準
定期試験と課題等による評価を実施
評価法
定期試験70%,レポートなど30%
学習・教育目標 東京高専
C-6
JABEE
(d)