国立東京工業高等専門学校 シラバス 国立東京工業高等専門学校トップページへ戻る シラバス 閲覧戻る
教科目名
卒業研究
 
担 当 教 官 電気工学科教員全員
学年、学科等 5年 電気工学科 実験
単位数 期間 必修 16 単位 通期 週:前8後24 (合計 480 時間)
授業の目標と概要
卒業研究は、身の回りにある技術的な問題を解決するという観点に立ち、独自に具体的な課題を設定し、独自に解決
方法を見出し、計画的に実行して結果を得、発表するという、一連の研究活動を体験する場である。自ら、疑問点を
明確にし、実験や討論によって解決していく創造性と自主性を養うことが、大きな目的である。
カリキュラムにおける位置づけ
卒業研究は、本科5年間の集大成という位置づけである。4年生までの講義や実験実習等の授業、インターンシッ
プ、5年生で並行して受講する授業での学習を基礎とし、ひとつの研究テーマにそって、創造力、問題解決力、発表
力を育む。
授業の内容
(卒業研究そのものは第5学年の教科であるが、研究室配属のための作業は第4学年の終わりに実施している)
1.研究室への配属
1月、「研究室及び卒業研究案内」の冊子を、第4学年学生に配布する。これには、各研究室の研究内容と卒業研究
の内容が、簡潔に紹介されている。学生は、この冊子を参考にして、自分が興味を持つ分野に関係ある研究室を知る
ことができる。
2月、卒業研究を担当する教員が、個々に、4年生のクラスに対して、卒業研究に関する説明を口頭でおこなう。4
年生は、この機会を利用する、あるいは別途、各研究室を訪問するなどして、研究室及び卒業研究に対する理解を深
めておく。
3月、配属の決定。「研究室及び卒業研究案内」の冊子には、「研究室配属希望調査票」が添付されている。学生
は、指定された方法で、希望する研究室名を記入し、卒業研究発表会終了時に、学級指導教員に提出する。研究室へ
の配属は、学科会議で決められ、第4学年の学年末までに、学級指導教員から発表される。
2.卒業研究中間発表
9月前半に、卒業研究中間発表をおこなう。発表に先立ち、発表要旨(電気工学科所定の書式)を学級指導教員に提
出し、その指導のもとに要旨集を作成する。(発表会には第4学年学生も出席し、討論に参加するとともに、各研究
室の研究内容を知る機会とする。)
3.卒業研究発表会
3月初めに、卒業研究発表会において、卒業研究の成果を発表する。この発表会は、研究の内容とともに、発表の仕
方も評価する。発表内容と発表技術を含めた、事前の準備が必要である。
2月下旬、卒業研究発表要旨(電気工学科所定の書式)を学級指導教員に提出する。
3月初旬、卒業研究発表会において、発表する。
4.卒業論文
卒業研究の成果をまとめた卒業論文を、2月下旬の所定日までに、電気工学科長に提出する。
卒業論文の書き方については、年度当初に、学級指導教員から配布される「卒業研究の書き方」などを参考にする。
卒業論文の表紙は、電気工学科所定の書式に従って作成する。

(続き)
教科目名
卒業研究
 
授業の内容
5.時間割に組み込まれた卒業研究の時間について
卒業研究指導教員の指示に従って、各自の卒業研究をおこなう。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
教科書
なし
冊子「卒業論文の書き方」を配布する
補助教科書
研究室によって異なる
履修上の注意
配属前は「研究室及び卒業研究案内」の冊子が参考になる。配属後は、研究室ごとに異なることもあるが、学科の共通事項については、「研究室使用の際の留意事項」に定めてある。この留意事項及び指導教員の指示に従って活動すること。日々の活動内容を研究日誌に記録しておくことが、大変役に立つ。
評価基準
1年間、指導教員のもとで研究をおこない、卒業研究中間及び最終の口頭発表と卒業論文の提出を完了させること。
評価法
研究成果50%,口頭発表技術20%,卒業論文30%
学習・教育目標 東京高専
C-3,C-7,C-8,C-9,C-10,C-11,C-12,C-13
JABEE
(c)(d)(e)(h)