授業の目標と概要 |
文化人類学の基幹科目として講ずる。人類学の基礎知識に触れながら、世界各地の様々な文化の事例について紹介し |
たい。昨年同様、できれば文献解読・発表を含めたゼミ形式にすることを考慮している。テキストは「教科書」の欄 |
参照。ただし、学生と相談のうえ、別の書籍にすることも考えている。 |
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カリキュラムにおける位置づけ |
本校に欠けている世界地理関連科目を学べる貴重な科目である。文化人類学の専門的知見を活用しながら、学生によ |
る異文化理解に貢献できる。本年度は、ことに、世界における経済活動というテーマのもと事例を提示している。人 |
類学は、自分たちが日々当然視している常識を問い直す切っ掛けを与えることができるのみならず、国際関係のニュ |
ースなどをより具体的なコンテクストに位置づけてみることを可能にする。 |
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1.文化人類学の紹介 |
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異文化理解にかかわる学問分野としての人類学について紹介する。 |
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2.異文化理解について考える |
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文化概念とその歴史を紹介する。ことに文化相対主義という考えが生まれてきた経緯に留意する。 |
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3.贈り物の人類学 |
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上記の概念を踏まえて、経済活動について、贈り物に注目し、人類学がいかに研究してきたかを紹介す |
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る。 |
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4.交換(経済活動)と文化 |
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3について世界各地の事例を紹介する。 |
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5.資本主義の文化 |
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以上のような経済活動が資本主義の影響のもと、いかに変質しつつあるかについて触れたい。 |
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教科書 |
マリノフスキー著『西太平洋の遠洋航海者』(中央公論社、世界の名著シリーズ、59か71に所収)。それ以外の文献は授業内で適宜紹介する。
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補助教科書 |
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履修上の注意 |
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評価基準 |
世界各地の文化の多様なかたちを理解し、人類学関係の著作をある程度読みこなせるようになること。また読解した文献を説得力をもってプレゼンテーションできること。
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評価法 |
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学習・教育目標 |
東京高専 |
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JABEE |
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