電気工学科は電気に関する総合学科です。その対象とする分野は非常に広く、コンピュータ、インターネット、世界に進出しているロボット、技術開発で米国と競争しているLSIなどの半導体、衛星・光通信や携帯電話に代表される移動通信などの新しい通信、持続可能な社会の実現にとって大切な再生可能エネルギー利用などが該当します。本学科では、将来、優秀な電気技術者になる素地を育てるために、「基礎は深く、応用は広く」を教育目標に情報・通信、電子物性・デバイス、エネルギー・制御の3分野を柱に教育課程を編成しています。
授業では、考え方や基礎知識をよく理解できるように、講義と実験実習を有機的に結合するなど教育効果の上がる方法が工夫されています。研究に関する素養については卒業研究で1年間研究室に入り、自発的に研究課題に取り組み、研究の基本的な方法や論文のまとめ方を学ぶとともに、豊かな創造性の育成を図ります。また、学内のみの活動に留まらず、企業の活動経験を得るためのインターンシップ、見聞を広めるための工場見学により、社会的な体験や幅広い視野を身につけることができます。
電気工学科の教職員は、いずれも各々の分野において、第一線で活躍する研究者により構成されています。15歳という極めて若い段階からこのような教員たちと触れ合うことで、技術者として高い素養を身につけることができます。
どんな学科?
カリキュラムマップ
知識と経験を双方向に循環させるスパイラル型教育を採用しています。
教員からのメッセージ
- 地球環境にやさしい電気を使用することで、エネルギー効率の高いシステムを考えていきましょう。(綾野教員)
- 電気工学科では学ぶ範囲は幅広いですが、将来自分のやりたい分野を見つけることができます。(伊藤浩教員)
- 電気工学における材料は、電気を通すだけでなく、流れなくすることも大切なんですよ。(玉田教員)
- 通信は離れている人の心をつなぐ素晴らしい技術です。 1880年代に ヘルツの火花送信機などで産声をあげたこの技術は今や大進歩を遂げています。 我々と一緒に学んでみませんか。(濱住教員)
- 電気工学科の魅力の一つは、幅広い専門分野の教員陣です。各々の研究室では様々な分野の研究を行えます。(舘泉先生)
- 普段の授業のサポートはもちろんのこと、電気主任技術者試験、電気工事士などの電気系資格取得についても手厚くサポートしています。(新國教員)
- 電気工学は皆さんの生活に関わる重要な分野です。電気工学科での学びを通して電気工学に関わる技術を身に着けていきましょう。(永野教員)
- 私は電気工学科の教員ですが、生物学に近い研究を行っています。分野の枠にとらわれず、おもしろい!と思うことをどんどん追究していってください。みなさんと科学やものづくりの"ワクワク"を共有していきたいと思います。(武田教員)
- 電気工学と聞くと古いイメージを持つかもしれません。しかし、多くのものが電気で動き、それら製品・ビル・工場・プラント等には電気技術者が関わっています。社会の根幹を担う電気技術者を目指してみませんか。(木村教員)