研究室情報
研究室名 | 電気電子材料研究室(担当教員:玉田 耕治)) |
キーワード | 薄膜,結晶構造,組成分析,電気伝導 |
所属学協会 | 電気学会,応用物理学会,炭素材料学会 |
研究内容
世の中は一つの分野だけで製品化することは出来ません。いろんな技術が融合されて新しいモノづくりを支えています(難しい言葉で言うと学際と言います)。その中でも材料は直接的に実感され難いものの、いろんな分野の土台になっています。電気電子工学においても、重要な役割を果たしています。特に近年は電子デバイスがよりコンパクトになってきており、集積化が進んでいます。集積化することにより材料には新しい機能を持たせないといけなくなります。コンピュータは日々高速化されていますが、その中央演算処理装置やメモリだけの話ではなく、材料はあらゆる製品の開発・改善に役立っております。
本研究室では電気電子材料の薄膜化した材料の研究、電気を遮断する絶縁材料の研究、部品の接続に関する研究について行っております。
卒業研究テーマ
スパッタリング法を用いた電気電子材料に関する研究
ポリイミド由来の新規電気材料に関する研究
導電性接着剤の電気伝導機構に関する研究
主要研究業績
- 玉田 耕治, 小林 崇, 松本 明彦, 竹市 力, 横田 力男, 林 正添, "ポリイミドフィルムの大気雰囲気下での熱分解挙動", 炭素, No.262, pp.63-66, 2014.
- 玉田 耕治, 有松 和人, 松本 明彦, 竹市 力, "ポリイミドフィルムの炭素化によるミクロ孔の生成に及ぼす熱処理条件の影響", 炭素, No.261, pp.14-18, 2014.
- Yumemi Gotoh, Koji Tamada, Noboru Akuzawa, Rika Matsumoto, Masatsugu Fujishige, Kenji Takeuchi, Morinobu Endo, Yasushi Soneda, Tsutomu Takeichi. "Galvanomagnetic properties of air-stable and highly conductive potassium-intercalated graphite sheet ", Journal of Physics and Chemistry of Solids,Vol.74, p.1875?1878, 2013.
電気工学科志望者へひとこと
電気工学における材料は、電気を通すだけでなく、流れなくすることも大切なんですよ。